家族と泊まりで出かけるという話になり「船に乗りたい」という意見が出たので、少し足を伸ばして山中湖に立ち寄りました。目的はというと
山中湖のカバの水陸両用船に一度乗ってみたかったのです。
案件としては早い段階で立ち消えとなってしまったものの、かつては欧州産の水陸両用車を日本でナンバーが付けられるかを検討をしたことがあります。自動車はともかく船舶についてはまるで素人だったので関東運輸局に出向いていろいろと教わりながら手探り状態でした。
国産トラックは詳しくはないですが、メーター廻りから日野のレンジャーがベース車となっているようです。駆動は陸上用と船舶用で別となっていて、船舶用にいすゞのマリーンエンジンを搭載しているとのこと。
車体後部のスクリューを回して水上を航行します。
このあたりを見るとトラックベースだな、と思えます。
水上では「水面が結構近いな」という印象を受けました。車体に描かれた青い線が喫水線だそうです。
なお陸上用に大型免許が必要で水上用は一級船舶免許が必要とのこと。
通常の小型船舶であればJCI(日本小型船舶機構)の検査ですが、水陸両用車は特殊船という扱いになるため各運輸局の検査となるなど運行するのも維持するのも手間がかかります。とはいえ面白い乗り物なので今後も増えていくことを期待したいです。
ちなみにかつて検討した欧州産水陸両用車の案件ですが、運輸局と陸事に相談した限りではナンバーが付きそうな感じでした。コスト等の問題もありましたが、そのまま1台日本に入れてみたかったです。