個人的にはリピートものほど怖いものはないと思っています。
特に前任者の時にスッと通したような案件であれば猶更です。
ナンバーを付けるのに難航した国産型式指定車の改造車の案件がまさにそれでした。「数年前同一の架装でナンバーを取得しているから大丈夫だよ」と言われたので営業サイドに任せておけばいいのかと思っていたところ、陸事で「疑義がある」と止められてどうにもならない状態に。
そこから引き継いで対応。NALTECとやり取りを重ねてあとちょっとというところまで来ましたが、パズルの最後の1ピースがなかなか埋まりませんでした。契約自体が白紙になって多大な損害が出るかも、という状態でその時はあるかわからない正解を探し求める日々でした。最終的には飛び込みで電話を掛けた業者さんから資料を提供してもらってOKとなりましたが、納入は契約納期ギリギリでした。
ちなみに後から聞いた話ですが、「まさかその資料が出てくるとは思わなかった」とNALTECの担当は言っていたそうです。
それからは「リピートものだから」と言われても納得するまでは油断しないようにしています。