ダイムラートラック社が中型エンジンの自社開発をやめるというニュース

fullload webの記事で気になるものがありました。

中型エンジンの自社開発はもう終わり!? ダイムラートラックが内燃機関メーカーと提携 – トラック総合情報誌「フルロード」公式WEBサイト (bestcarweb.jp)

エンジンメーカーのドイツ社がダイムラートラック社と提携するという記事ですが記事内にもある通り中型エンジンをダイムラートラック社が自己開発するのを止めてカミンズ製に切り替えるということのようですね。

ダイムラートラック社とカミンズ社の提携のニュースは以下のものを参照しました。

Daimler Truck AG and Cummins Inc. have signed global framework agreement for cooperation in medium-duty commercial vehicle engines | Cummins Inc.

電動トラック開発に向けて同社が舵を切っているのはニュース等で知っていましたがまさかそんなことになっているとは…という感じです。

エンジンメーカーのエンジンを載せたトラックというのはそこまで珍しいものではないという認識です。自動車も大小多くの部品メーカーの部品の集合体ですからエンジンが自動車製造者製でなかったからと言って直ちに問題が起きるわけではないでしょう。

ただ、そのうちカミンズ製エンジンを載せたダイムラートラック社製トラックが日本にも入ってくるのでしょうが気になるのが排ガス試験です。現地では排ガス浄化性能確認はエンジンベンチですが日本で都度輸入となるとシャシダイ試験になります。何が言いたいのかというと現地スタッフはあまりやらないことを日本でやらざるを得なくなった時はやっぱり何か起きるよなぁ…ということです。

以前初物のトラックを扱った時にメーカー側からは「シャシダイでも問題なく走るよ」と言われてました。けれどローラーに載せてみたら、ということがありまして。幸いこけた時の予備の日程を確保していたいので無事2回目の試験で突破できましたが、こういう初物は得てして架装が押して時間ギリギリになるものでして。「排ガス試験ダメでした」と社内に報告した時のピリピリした雰囲気は思い出すだけでも嫌なものです(笑)。

同じダイムラートラック社内とはいえ一つカミンズ社部門という組織が噛むことになるので正確な情報のやり取りに支障をきたさなければいいが…と他人事ながら思ってしまいます。。

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