先月の7日に審査事務規程の第45次改正がありました。
2002年に自動車検査独立行政法人(NAVI)が発足して以来審査事務規程は度々改正されてきました。2002年7月から2016年3月までの自動車検査独立行政法人の期間に69回(最終は2016年3月25日の第69次改正)、2016年4月に自動車技術総合機構(NALTEC)になってから45回、単純に足すと114回も変更を加えられてきたわけです。
もちろん同じ個所が114回変わったわけではありません。今回の第45次改正は交通安全環境研究所部分の試験規程(TRIAS)のみの変更となっています。
とはいえ度々変わる規程を追いかけなくてはならない検査官は本当に大変だなといつも思っています。プレスリリースで出るような変更箇所はしっかり把握されていますが、新旧対照表を見ていくと気づく書きぶりを直した箇所について質問すると「お恥ずかしながらこの部分が変わっていたことに…」と言われることもあります。
幸い審査事務規程は全て公開されているので効率は悪いとは思いますが都度都度規程は当たるようにはしています。古い規程のまま走っていたところに後々「実はここが変わっていて…」となると大変なので。